回想

僕は生きていて、唯一解明できない不思議なことがある。

それは『今』という言葉だ。

今という言葉をかいた時には、その書かれたものは

過去のものとして存在するし

今何かをしているという現在進行形の動詞も

少し経てば、過去になる。

今は更新され続けるものだが

帰納的に今なんてものは全て過去になるから

この世の中には今のものなんて存在しないんじゃないか。

過去のものしか存在し得ないものではないかと思う。

つまり、今の世の中は過去で構成されている。

つまり未来の自分もこれから現れる過去で構成されていくので

自分で過去を形作るのはとても大事だ。

もしかしたら自分のことを一番知れるのは

死ぬ直前の走馬灯のような回想シーンが

一番自己分析できるのかもしれない。

つまり、自分なんてものは、自分も死ぬまでわからないままだ。

そうやって考えれば

今の悩みなんて、全部過去だ。