共通テストについて考える

この記事を読んでいる人は大学生以上なので、もう共通テストに関わることはほとんどないと思うのですが、共通テストについて『感心』することがあったのでそれを共有します。

そもそも共通テストとは、日本の大学入試センターがセンター試験を廃止して新しく作ったテストのことで、見た目はほとんどセンター試験と変わっていません。

何が変わったかというと『思考力』を問うというのが大きく変わったポイントです。これまでのセンター試験では、情報をいかに早く処理し、解法やテクニックについて既存の知識を当てはめてできるか。いわばサラリーマンの能力が試されていました。センター試験の点数が取れれば取れるほど、サラリーマンとしての適性があるみたいな感じです。

これはサラリーマンが悪いというわけではなく、日本のサラリーマンが優秀であることを意味しています。

しかし、共通テストではそれが大きく変りました。何が今までの受験と変わったかというと、思考力とは名ばかりの問題解決能力が問われるようになったのです。要はロジカルシンキングの力がないと解けないようになっています。試行問題を解いてみればわかるのですが、一問一答形式だったり単純に公式に当てはめて解くとかではなく、目に見える情報の裏に隠されたメッセージを解き明かす、みたいな形になっています。

そうするとどうなるかというと、これまでの詰め込み式で受動的な教育を受けてきた人にとっては地獄のテストとなるわけです。なぜなら自分で考えることをしないといけないから。答えがどの参考書にも載っていないんですね。これは非常に難しいんです。

さらに誰も当日まで問題がどんなものになるか最後まで予想がついていないことも難しい要因の一つです。模試作成会社も、模試しか作れないので自分たちのレベル感があっているのかどうかもわからず、困惑しているのか、毎回の模試で難易度が圧倒的に違います。駿台なのに簡単になったりとか、河合なのに難しくなったりとか。。

これも非常に難しく、なかなか対策がしづらい訳です。ここで、感じた違和感が、なぜあれだけセンター試験は対策できていたのか。という点ですね。

実はこれ、共通テストが対策しづらいのではなく『新しい』というだけなんですね。おそらく5年後ぐらいには共有テストにも正攻法みたいなのが出来上がってそれが主流になっていって、平均点が上がる。みたいな社会が待っていると思うのですが、勉強の本質は『対策』では体得できないということがこのことからわかります。つまり

この共通テストは真に『学ぶ』という行為ができる人とできない人の差が出たわけです。これは結構僕的には大きな発見でした。

ということは、その人の能力を図るために必要なものは『新しいことを試させる』ことが1番の確認作業になるということが今回の共通テストで大きく感じたことです。だったら尚更、自分が大学を経営するなら、今まで見たことのない問題形式にして線引きをする、つまり過去問とかを作らないことが大事なんだと思いました。

これは結構、大きな発見ですね、、、